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街の小さな図書館:過去、現在、未来の文化の保管庫

綾部の街に、小さな図書館があります。
都会の図書館では、何万冊・何十万冊もの本がそろっていて、大抵の本を読むことができます。
小さな街の小さな図書館には、中学校の図書館くらいの本しかありません。
ですから、どんな本でもすぐに読めるわけではありません。
それでも、本が大好きで、本に埋もれて生活をしている私にとって、この街の図書館に行くのがとても楽しみです。

図書館には、綾部市の歴史資料が大切に保管されています。
風の便りによると、綾部の心ある人たちがこれまで地道に努力して集めたり寄付をしてもらったりしてきたおかげで、これらの資料が整備されてきたということです。
国会図書館でもなかなか見れない様なレアなものが埋もれているに違いありません。

そして、少ない予算でやりくりしながら図書館の方々が集めている現代の本は、小さな子供から、若い人たち、そして高齢者と、広い世代に渡って読書を楽しめる様にと考えてそろえられているのが感じられます。
一冊一冊が丁寧に装丁されていて、本の扉を開いたそのときから、その本の中身が想像できてワクワクするような気配りがあります。

この図書館の本は、読む人たちがこれからの街を創っていくためのヒントになるかもしれません。
この図書館で読んだ本が、その子供の未来を大きく変えるかもしれません。
そういう意味では、この図書館は、街の未来の文化を創造するための宝箱かもしれません。

もちろんこの図書館でも、インターネットで書物を検索することができますし、他の図書館から書物を取り寄せることだってできます。インターネット社会の普通の図書館です。

この図書館は、近い将来、今流行りの駅前図書館に変身するそうです。
場所が移っても、今の図書館の良いところをこれまで以上に発揮して、綾部の街づくりに一役買うことができれば良いですね。

図書館1.jpg

綾部市図書館の建物
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