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平重盛からの遺産:綾部八幡宮

綾部駅前から福知山に向かって県道を下って行くと、道の左手に綾部八幡宮の鳥居が見えてきます。
綾部八幡宮は、武士の時代から急速に全国に広がっていった岩清水八幡宮の別社の1つで、今では日本のどこにでもある武運の神様を祀った神社です。
この綾部八幡宮はその中でも古く、元慶5年(881年)に建てられたようです。
神社には貴重な文化財が今でも残されているだけでなく、綾部の人々の生活に根付き、愛される神社の1つになっています。
初詣はいうまでもなく、「お田植え式」などの五穀豊穣を願う祭祀が毎年行われています。
八幡宮を広めた平重盛は、自宅である六波羅小松第に48の灯籠を建てていたために灯籠大臣とも呼ばれていましたが、ここ綾部八幡宮にも重盛から灯籠が寄進されたそうです。
境内は緑に囲まれていて、時折鳴く鳥の声がかえって静けさを際立たせています。その自然の静けさが、平家の栄華の名残と歴史の重さを感じさせて、なんとも言えない哀しさを漂わせています。

本宮の隣から延びるたくさんの赤い鳥居に導かれて稲荷神社が建っています。赤い色が、ひときわ明るく、賑やかにさえ感じさせます。
きっと、夜になると狐たちがたくさん集まって、賑やかにお祭りをするのでしょう。
こっそりと、その祭りに参加してみたいものです。

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綾部八幡宮の本宮

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本宮の隣の稲荷神社
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