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丹波、丹波、「みやこ丹波」

今年4月に元号が変わるのに合わせて、兵庫県の篠山市が、名前を「丹波篠山市」に変えるそうです。
もともと丹波というブランドを作り上げるのに大変な努力してきた篠山市ですが、隣に新しくできた丹波市ができたために「丹波」というブランドから遠く感じられるようになったことから、「丹波」が入った本来の名前に帰るために市民投票で決めたということです。
同じ丹波にいて、丹波篠山市のこれまでのブランド向上の努力には頭が下がりますから、「丹波篠山市」という名前に帰ることは良いことではないでしょうか。

もともと兵庫県と京都府にまたがった「丹波国」が明治の廃藩置県で2つの府県に別れたものですから、どちらも同じ丹波なのです。
下に、昔の丹波国の地図を示しましょう。
そういう意味では、京都市のすぐそばに「丹波口」という駅があるように、京都府でも丹波という名前には愛着があるようです。

丹波国.png

松茸、栗、黒豆、米、牛。
どれを取っても丹波篠山のものだけが丹波特産ではないですよ、と言いたい気持ちはわかります。
播磨(兵庫県)の丹波だけが丹波じゃないですよ、京都にも丹波はありますよ、ってね。
ですから、山陰線の園部の周囲にある京丹波町も、京丹波市になると風の便りに聞きました。
園部駅がありますから、駅の名前をどうしようかと思案中のようです。

綾部も、丹波ですね。
京都の近くが「京丹波」ならば、それよりも遠くにある綾部市は京都の下の字を取って「みやこ丹波」ですかね。
でもね、丹波がいつまでも丹波であるように、綾部はこれからも綾部です。
丹波の中の綾部です。
ブランド戦略も大切ですが、丹波の文化をもっと息長〜く大切にしていきたいものですね。
丹波、丹波、「みやこ丹波」は、あたた〜い人がニコニコと暮らしている綾部です。
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合気道発祥の地

綾部駅の南口に出ると、どこにでもあるような駅のロータリーが広がっています。
そのロータリーの以前紹介した世界連邦都市宣言の碑の隣に、「合気道」の碑と碑文が鎮座しています。
碑文を読むと、なんでも綾部は「合気道発祥の地」だそうです。

合気道というと、か弱い女性が大男を「えいやっ」と一瞬に投げ飛ばしてしまう武道を思い浮かべますね。
この合気道は、植芝盛平翁(1883~1969)が一家をあげて綾部に移住し、古来からの柔術を規範にした新しい武道の修行をするために「植草塾」を開いたのが始まりだそうです。
7年に及ぶ修行を植草塾でした後、東京に出て合気道を全国に広める活動を通じて、柔道、空手、剣道に並んで誰でも知っている日本を代表する武道にまでしたということです。
この7年の修行の中で、これも綾部が発祥の地である大本教の教祖である出口王仁三郎の精神修行を受けたことが、合気道を作り上げることに大きく影響したということはよく知られています。

合気道に興味のある方は、その歴史の地を味わってみても良いですね。

20190220合気道.jpg

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綾部の玄関口:綾部駅

綾部に来られるときは、京都駅の山陰線のりばから電車で来るのが便利です。
新幹線のりばからは一番遠いところにありますので、乗り換え時間に10分は見ておいたほうが良いでしょう。
舞鶴若狭自動車道や京都敦賀自動車道を利用して自動車で来られるのも良いですね。

旅行や商用で急がれる方は、舞鶴経由で橋立に行く「特急はしだて号」、カニも待ってる「特急きのさき号」、引き揚げ船の赤レンガに続く「特急まいづる号」などに乗れば、どの電車に乗っても1時間ほどで綾部に着きます。
私は、「の〜んびり」が好きなので、京都駅から普通列車「園部行き」に乗ります。園部駅からは、同じホームですぐに「福知山行き」に乗り継ぐことができて、綾部までは所要時間2時間ほどで着きます。途中、嵐山や保津峡などに寄り道するのも良いですね。

20181202電車.jpg

京都駅から山陰線で綾部駅に降り立つと、駅前にはのどかな風景が広がります。
どこにでもある、地方の田舎町の風景です。
駅の南側には、昔からの商店街が続いています。ですから、南口に出ると綾部の昔からの暮らしと文化に繋がっていきます。
駅の北側には、何やら新しい建物が造られています。そして、体育館やグンゼ中央研究所の看板が見えます。そうです、駅の北口には、新しい街の姿を目指して、新しい建物が次々と造られているのです。

綾部駅を降り立った今、一見何も面白みがないようなこの街を一緒に散策しながら、昔ながらの綾部と、新しい綾部とを風の声に耳を傾けながら楽しんでいきましょう。

20190111綾部駅.jpg

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世界連邦都市宣言のまち

綾部市は、1950年に日本で最初に世界連邦都市宣言をしたまちだそうだ。
世界連邦都市というのはどうもよくわからないが、地方自治体が平和の尊さを訴え世界連邦都市に賛同する運動だそうだ。
世界連邦とは、世界の国々が互いに独立を保ちながら、地球規模の問題を扱う一つの民主的な政府(世界連邦政府)をつくることらしい。
平和で穏やかな生活を愛し、どんな人にも優しい人が住むまち綾部にはふさわしい宣言ですね。
ともかくも、平和であることは素晴らしいことです。
http://wfmjapan.org/007/index.html

20190220世界連邦宣言.jpg

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由良川のめぐみ

20180402由良川.jpg

由良川は、京都丹波高原から綾部を通って日本海に流れ込んでいます。
その豊かな水量は豊かな暮らしを育み、そこに歴史と民話が息づいてきました。
由良川にまつわる伝承の中には、大江山の鬼退治の話や、浦島太郎の民話、そして山椒大夫の話など、よく皆さんがご存知のものもたくさんあります。
これらの物語の主人公たちの子孫は、由良川の河川で、今も静かに物語の続きを営んでいます。
そして今も、新しい物語が始まろうとしています。
暮らしの物語は今も続いているのです。


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「星のまち」綾部

20180401綾部の街.jpg

京都府の北部、四方を山に囲まれた盆地の中に、綾部という小さなまちがあります。

まちの中心には由良川が流れていて、それに沿って市街地が細長く伸びています。
まちの人口は3万6千人。このほとんどが、この市街地に住んでいます。
まちの歴史は古く、京の都との人の行き来の中で様々な文化が流れ込んできたようです。
綾部は夜空の星が美しく、「星のまち」ともよばれています。
このブログでは、綾部の様々な文化や、都会では経験できないようなまちの暮らしを紹介していこうと思います。

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